虚無と闘う大学院生

大学4年間を虚無と堕落で埋め尽くした大学院生が熱量を取り戻すまでを描いたブログ

心が生き返る頭の突っ込み方

昨日、スマホによって一時的に好奇心や前のめりさを失った心を蘇生するためにはとにかく何にでも頭を突っ込んでいくことが最善であると書いた。

ここでは具体的な方法を2つ述べる。

 

まず一つ目は「なんで?」を言いまくること。

SNSによって即時の報酬を得ることに慣れる脳になってしまうと、物事に対してじっくりと考える喜びや没頭する喜びというのは時間がかかるため、それらの行動を遠ざけてしまう。

なのでゲームで少し敵が強いとイライラするし、少しでも知らない単語が本に出てくるとすぐに放り出してしまう。

このような美味しくなくてもいいからすぐ大量に食べたい、というジャンキーな精神でいると、本当に美味しいものにはありつけない。

ここで重要なのは「何それ?」というwhat型の疑問は好奇心というよりも「なんで?」というwhy型の疑問ドリブンであるべき、ということ。

前者は知識量を増やすことのみにフォーカスを当ててしまっているため、意味に偏りがちだ。

前者を解くとしてもwhy型の疑問から出発していると意味よりも思考の楽しさを感じやすい。

「なんで?」を言いまくることを習慣づけると感情に振り回されることも激減し、また思考を楽しむことができるようになってくる。

 

二つ目は他のものとの客観的比較を行うということ。

何か物事を観察したときにそれと類似しているもの、反対の性質をもつものを考えようということ。

そして類似したものを発見したときには、それらの共通点を言語化する。

反対の性質を持つものを発見したときには、それらが何の軸の上で異なるのかを言語化する。

そしてそれらの言語化した、抽出されたことに対して自分の心がどう思うかをメモする。

こんなものにこんな共通点があったのか、という感嘆かもしれないし、これとこれって正反対なのか、という落胆かもしれない。

とにかく森羅万象を比較し、有機的につなげていくこと。

これを習慣にすることによって、「これってこれに似てるかも?」や「これとこれって正反対かも?」という比較センサー感度向上と実例の蓄積が起こるため、楽しくなる確率が高くなってくる

 

これら二つをとにかく徹底すること。