虚無と闘う大学院生

大学4年間を虚無と堕落で埋め尽くした大学院生が熱量を取り戻すまでを描いたブログ

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

メンタルフレキシビリティーとは離見の質と早さである

メンタルタフネスという言葉に嫌悪感を感じる。 それはタフであること、禁欲的で感情の抑圧に成功すること、といった禁欲性に着目している点が気に食わないから。 誰もストイックであることに憧れ、ストイックに生きようと心がける。 そのために浮かんでくる…

具体的事象は知識ではなくゴミである

ゴミを集めて悦に入るバカは現実世界ではそうそういない。 しかし思考においてはゴミを集めてニタニタしてるゴミ収集オタクが多いこと。 俺もその一人だった。 思考におけるゴミとは、具体的事象のことである。 このゴミだけを集めるだけでは何も意味はない…

読書が楽しくない最大の理由と解決策

本は心が真にワクワクしながら読める時もあれば、そうでない時もある。 もちろん、ベースとしての精神状態が孤立した荒んだものであれば読書法などは全く関係ない。 しかし自己受容と適度な鈍感さを持ち合わせた健全な心を持ってしても楽しくない時はある。 …

思考がつまらないのは抽象に踏み込んでいないから

具体というのは抽象の表出である。 だから具体のみを頭に入れるというのは、その下に眠っている抽象事項をすべて無視することになりかねない。 具体における共通点、結合というのは非常に弱い力によってなされるため充実感、楽しさが少ない。 それに対し抽象…

ポジティブリフレーミング習慣による正のスパイラル

自分を含めて万物に対して良い面を見つける癖、そしてそれを一日一回は必ず記しておくという習慣は、自らに対しても応援的になれるため、過ごす時間が楽しくなる。 それに加えてもう一つ大きいメリットがある。 それは好きなものが増える事による正のスパイ…

否定的解釈と自己攻撃性に基づく自己虐待

昨日はひどいメンタルであった。 朝から自らに対する絶望が起こってきて、一日中そのネガティブは消えることなく居座り続けた。 原因は過去の自らの行動に関する自責である。 これを冷静に考察する。 自責という現象を分解すると2つの工程に分かれていること…

没頭とは単なるモードであり再現することができる

没頭が最高の心だということは前の記事で述べた。 没頭というのは雑念が排除され、目の前の物事のみに精神が向かっている状態のことである。 このような精神の時、未来や過去へのネガティブな感情は消え去っており、目の前の物事のみに集中できているためそ…

最高の心を育てる習慣

最高の心とは何か。 私心=雑念がなく、ただ目の前の物事に没頭している心だ。 このような心である時、過去や未来への執着と不安や、無力感、意味を追い求めるが故の、つまり長いスパンにおける効率を求めるが故の虚無感などは入り込む隙間がなくなる。 そし…