虚無と闘う大学院生

大学4年間を虚無と堕落で埋め尽くした大学院生が熱量を取り戻すまでを描いたブログ

認め決意し覚悟する

まず自分の人生に不満を持っていることを認めなくてはならない. そしてもう一つ認めなくてはならないことがある. それはその不満だらけの人生は100%自らの選択の結果であるということだ. これら2つの事実を認めたら,次に自分の人生をより良いものにして…

情熱はマインドフルな感度の良さからくる

コービーブライアントは大きな情熱を持ってバスケットボールに打ち込んでいた. 何故できたのか. 彼はこう語っている. バスケットボールの全てが好きなんだ. ボールの匂い. 新しいスニーカーの匂い. ボールが地面を叩く音. ボールがネットを通る音. …

思考と格闘しないことの重要性

つまらない時人は何を考えるか. 早くこれを片付けないとやばい,という焦り. 他の人はこんなこと簡単にやっている,という他者との比較. こんなことより遊びたいなぁ,という気の逸れ. なぜつまらないのだろう,という原因究明. 何のためにやっているの…

何でも楽しいモードになる能力

心ここにあらずの時,死が頭をよぎる. 過去に未来に,そして他人に意識が向いている時,生きている実感を得られない. なぜなら今この瞬間に自分が存在している,という至極当たり前の事実に目が向いていないからだ. よって裏を返せばマインドフルに,つま…

今を生きるためには毎秒思考するべき

今を生きるというのはその瞬間に存在する外界のものに意識を100%集中させるということだ. 今を生きる,と対極にあるのが,未来を見据える,である. 例えば本を読んでいる時でも,その本から知識を得ること自体に価値をおいていると現在への意識が薄れてし…

結局今に集中するしかないという話

人生には変数が無限にある. 比喩ではなく,文字通り無限である. 毎秒どのような行動をとるのか. その選択肢を毎秒ごとに掛け合わせれば,無限の人生が生じる. そして行動だけでなく,それぞれの人間の資質にも様々な変数が存在する. ポジティブな人,ネ…

方角が決まればあとは黙って歩け

価値が見つかったら,つまりどの方角に進んでいきたいかが決まったら,あとはやるだけだ. 非常に単純. しかし簡単ではない. なぜなら動きたくはないから. しかしどの方向に動けばいいかは何となくわかっている. そうしたらあとは無理やりにでも始める習…

就活へのマクロなモチベーションについて

最初にまとめ マクロにおいては就活によって入社後の仕事とポジティブな感情をセットで鮮明にイメージングする習慣, ミクロにおいては強制的に就活関連の作業を行うための対人環境構築と,マクロを打ち崩そうとするネガティブマインドの認識と放置の習慣が…

熱意を持った行動の軸を一つ持っておくことによる生きる希望の出現

中身も外見もかっこいい男でありたい. いい体をしていたい. 上記のようなニュアンスのものでなくてもいいが,そのような自らの素直な熱意を元に行動することが大事である. 目標,というようなゴールの決まったものじゃなくていい. というかそうじゃない…

境界を曖昧にし超然的であることの重要性

境界が明確であるということは幸福であるように見えて実は不幸である. というのも,境界が明確であった場合,往々にしてそれらのどちらかが悪とされ,もう一方が善とされる傾向にあるからだ. 一つ例をあげる. これは筆者が瞑想をしているときのことだ. …

アウトプット目的地を明確化してからインプットすること

どのようなアウトプットを出すのか. それを明確にした上で全てのインプットを行う. それがインプットの鉄則である. その意見にはこんな反論がありそうだ. それは,とにかくインプットをすることも大事だ,と. しかし別にここで想定しているのは,スケー…

アウトプットを定義する

アウトプットという言葉をしっかり定義する必要がある. なぜなら昨今,アウトプットの重要性,なるものが不自然なくらい叫ばれており,アウトプットというものが複雑で,技術を要するもののように語られる傾向があるように感じられるからだ. そのためにま…

とにかくアウトプット!に対する疑念の解消と入信の話

まずアウトプットから入ろう! アウトプットを意識したインプットをしよう! こういった文言に対して否定的だった. なぜなら,インプットもしないでアウトプットに取り掛かろうとすれば,自分が何も知識が無いことに対しての羞恥心に耐えられず,アウトプッ…

没頭を飼い慣らすとスマホは自然と離れていく

スマホは没頭の敵である. しかしスマホを遠ざけようとしてはいけない. きちんと生きていけばスマホの方から勝手に離れていく. 1.スマホvs没頭 まずスマホは没頭の敵である点について,スマホにおいてよく使用するアプリや機能を元に考える. 例えばLINE.…

常に目の前のものを目一杯味わうということ

浮気性とは恋愛に限ったことではない. 浮気性とは,今ここに集中しない精神習慣のことだ. 食事をしている時はテレビに目を取られ,勉強しようと思えばスマホに気を取られ,LINEをしながらYouTubeを流し見る. ここで一つ注意がある. 仮に食事をしている時…

絶望から脱する唯一の手段は感謝習慣である

虚無,鬱,学習性無力感,生への絶望,すべてのネガティブな感情とはどのようにして発生するのか. それを考察するためには,感情の生成過程を知る必要がある. 感情とは解釈である. 解釈というのは原料としてはこの世に存在せず,自らの手によって生成する…

結局今に生きるしかないということ

禁欲的であるとか,義務感に縛られない,とかそれらを自覚するなどということも有効ではあると思う. しかし結局のところそれらを踏まえた上で今に意識を集中させる以外に,圧倒的虚無を打ち崩す方法はないのかもしれない. 今以外の時刻に対して意識が向い…

禁欲的だからこそダラけるということ

ここで言う禁欲的とは生きる姿勢においてである. つまり,マクロにおいて禁欲的であることだ. 生きることのモチベーションを内部化せず,ひたすら自分を律し行動しようとする姿勢である. 自分のやりたいことのために行動を継続する,というのはここでは禁…

生きた心を養うための吐き出し用メモ

禁欲的義務感を認知,観察,存在受容を行うこと. そしてその上で自分がどのようなもののどのような要因に対して喜び,楽しさを感じるのかを知るために,心を観察すること. これらが,死にたくならないための重要事項であることはこれまでで述べた. そして…

ひたすら自らのツボを探すということ

禁欲的義務感の末には死のみが待っていることを先ほど述べた. よってそれが湧き出てきたときにはそれを察知し,観察し,存在を認めることが重要であることも述べた. そのような工程を前提とした上で,次に,というか同時に何を行えばいいか. それは自らの…

禁欲的義務感の観察・受容が最優先であるということ

自らの感情を正確に,率直に捉えてあげなければ感情停止が起こる. それが禁欲的であるということだ. 禁欲的とは自らの自然発生的な感情を抑圧し,見て見ぬ振りをすることである. 自分がつまらない,と感じている時. その感情を,心の動きを率直に観察し…

メンタルフレキシビリティーとは離見の質と早さである

メンタルタフネスという言葉に嫌悪感を感じる。 それはタフであること、禁欲的で感情の抑圧に成功すること、といった禁欲性に着目している点が気に食わないから。 誰もストイックであることに憧れ、ストイックに生きようと心がける。 そのために浮かんでくる…

具体的事象は知識ではなくゴミである

ゴミを集めて悦に入るバカは現実世界ではそうそういない。 しかし思考においてはゴミを集めてニタニタしてるゴミ収集オタクが多いこと。 俺もその一人だった。 思考におけるゴミとは、具体的事象のことである。 このゴミだけを集めるだけでは何も意味はない…

読書が楽しくない最大の理由と解決策

本は心が真にワクワクしながら読める時もあれば、そうでない時もある。 もちろん、ベースとしての精神状態が孤立した荒んだものであれば読書法などは全く関係ない。 しかし自己受容と適度な鈍感さを持ち合わせた健全な心を持ってしても楽しくない時はある。 …

思考がつまらないのは抽象に踏み込んでいないから

具体というのは抽象の表出である。 だから具体のみを頭に入れるというのは、その下に眠っている抽象事項をすべて無視することになりかねない。 具体における共通点、結合というのは非常に弱い力によってなされるため充実感、楽しさが少ない。 それに対し抽象…

ポジティブリフレーミング習慣による正のスパイラル

自分を含めて万物に対して良い面を見つける癖、そしてそれを一日一回は必ず記しておくという習慣は、自らに対しても応援的になれるため、過ごす時間が楽しくなる。 それに加えてもう一つ大きいメリットがある。 それは好きなものが増える事による正のスパイ…

否定的解釈と自己攻撃性に基づく自己虐待

昨日はひどいメンタルであった。 朝から自らに対する絶望が起こってきて、一日中そのネガティブは消えることなく居座り続けた。 原因は過去の自らの行動に関する自責である。 これを冷静に考察する。 自責という現象を分解すると2つの工程に分かれていること…

没頭とは単なるモードであり再現することができる

没頭が最高の心だということは前の記事で述べた。 没頭というのは雑念が排除され、目の前の物事のみに精神が向かっている状態のことである。 このような精神の時、未来や過去へのネガティブな感情は消え去っており、目の前の物事のみに集中できているためそ…

最高の心を育てる習慣

最高の心とは何か。 私心=雑念がなく、ただ目の前の物事に没頭している心だ。 このような心である時、過去や未来への執着と不安や、無力感、意味を追い求めるが故の、つまり長いスパンにおける効率を求めるが故の虚無感などは入り込む隙間がなくなる。 そし…

息苦しさへの感度を上げて自分に優しくすること

真面目で意味を求めてしまう人がすぐに楽しさドリブンの行動者になるのは難しい。 ある時は楽しさを軸に行動できていても、すぐに意味を求めてしまう。 純粋な興味を基に読み始めた本を細部まで、最後まで読もうとしてしまったり。 意味を求めてしまっている…