虚無と闘う大学院生

大学4年間を虚無と堕落で埋め尽くした大学院生が熱量を取り戻すまでを描いたブログ

今を生きるためには毎秒思考するべき

今を生きるというのはその瞬間に存在する外界のものに意識を100%集中させるということだ.

 

今を生きる,と対極にあるのが,未来を見据える,である.

例えば本を読んでいる時でも,その本から知識を得ること自体に価値をおいていると現在への意識が薄れてしまう.

そのためにはその本に出てくる事項についてしっかりと自分の頭で思考する必要がある.

そうしないと知識だけが,ましてや文字だけが頭の上を滑っていくからだ.

 

それを防ぐためには,外界のものについて毎秒思考し続けるのが良い.

外界,というのがミソだ.

というのも思考のベクトルが自分の内面に向くことは精神衛生上よろしくないからである.

不快な感情に目を向け,その発生理由を探ろうとしてしまうような行為は,幸福をもたらさない.

感情というのは基本的に,何の理由もなく唐突にやってくるものだからである.

心はひっきりなしに何らかのストーリーを発している.

それにいちいち振り回されるのは単なる時間の無駄である.

そのために外界へと目を向ける必要がある.

 

外界へと好奇心を持ち思考することができれば,内面と外界の融合が起こり,深い統合の感覚を味わうことができる.

自他の融合の感覚は幸福をもたらす.

よって毎秒外界と融合するイメージを持って思考をするべきだ.