メモによる抽象化思考が幸福である理由
メモを使って自らの心動を考察し、その対象の特徴量を抽出する抽象化&他の具体的対象への転用思考。
これが幸せである理由は、これら一連の思考及びその展開が仲間集めであるからだ。
一見異なるように見える複数の物事をある一つの特徴量によってつなげる。
自分のよく知らない対象が、実は自分の知る何かの仲間であることがわかると、一人仲間が増えた気になる。
しかも表面的な類似関係ではなく、抽象度の高い類似関係、つまり薄っぺらいそっくりさんではなく、実は似たもの同士的な心の友となるのだ。
このように自分の真の仲間が増えていく過程は楽しく、またその有機的な繋がりを展開できるメモというのはその楽しい思考にうってつけである。
このように物質的には一人であっても、人以外の仲間が増えていけば孤独感という主観的解釈は霧散する。
しかし先ほども書いたように、人間との社会的繋がりによる良心動というのも得て悪いわけがないので、可能な限りこれを獲得する姿勢も必要、というかその方が楽しさの総量は大きくなるに決まっている。
次は真に充実した他者との心の繋がりとはどういうものかじっくり考えたい。