アウトプット目的地を明確化してからインプットすること
どのようなアウトプットを出すのか.
それを明確にした上で全てのインプットを行う.
それがインプットの鉄則である.
その意見にはこんな反論がありそうだ.
それは,とにかくインプットをすることも大事だ,と.
しかし別にここで想定しているのは,スケールの大きいアウトプットではない.
どんなに小さいアウトプットでもいいから設定し,志向することが重要ということだ.
真に知識欲から出発した場合であっても,なんらかのアウトプット志向でなくては,インプットにおける軸が生まれない.
つまり情報の濃淡が生まれないのだ.
これは必要な情報,これは不必要な情報,といった識別が起こらないようでは,インプット後に何も頭に残らないのだ.
どんなアウトプット を出すかを決めておけば,そのアウトプットにこの情報が役立つか,という視点で情報を自動選別するため,つながった有機的な思考が可能となる上に,有用な知識体系が頭に残ることになる.
この結合した有用な知識体系があるからこそ,次のインプットの際により良いアウトプット ができる確率が高まるのだ.